水が耀く
星が降る
夢が咲く
そんな飾り立てる表現は要らないから。
美しい。
可愛い。
綺麗だね。
そんな見立てだけの言葉は要らないから。
・・・ ねっ。
貴方の側に いさせてほしいの。
++ 片想い ++
明日の授業の準備をしながら、自分の思考に溜息をつく。
――ふと思い至った詩の題材が、青い春なんて。
ちょっと前の私からは考えられないことだった。
作ったついでに、 登場人物の気持ちを考えてみる。
彼女は、作り物の言葉ばかりをかけられて、
本物の愛を 受け取っていないように感じている。
そして、 愛をくださいと叫んでいる。
・・・ かなりずれた解釈だ。
「どうでもいいや。」
私は、持っていた教科書を鞄の中に落とすと ベットの上に大の字で横になった。
所詮叶わぬ夢と分かっていながらも 夢を見続ける人間は、 愚かなのでしょうか?
彼との短い会話を思い出す。
それだけで心が温かくなる。
たった一言言葉を発しただけで、
それが 「ごめん、ちょっと邪魔だからどいてくれる?」
程度のものでもこんなに人を幸せに出来るのだから、彼は凄い。
魔法だろうか?
・・・ 魔法を信じるほど、私は幼くないけれど。
ちょっと信じてみたくなる。
机の上に置いている鏡の中の自分を覗く。
クラスの中でも 地味な私。
思いを口にする勇気なんて 持ち合わせていなかった。
「だってさぁ・・・。」
懸命に自分に言い訳をする。
したところで、 何も救われなかった。
「救われない、か。」
そもそも なにから救って欲しいのだろうか。
わからない。
わからなくてもいいや、と思った。
明日学校に行けば 彼に会えるということは 間違いなくて、
彼に会えることが嬉しいということも、 確かなのだから。
「青春してます、 なーんてね。」
私は今日も 貴方を想って 笑っています。
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後書き (作:風名 2006.9.19 up:10.4)
という訳で、乱文失礼致しました。
読み返すと、ストーリー性の欠片も無いですね...++;;
昨日の即興なんですよ。
感想やアドバイスなんかを頂けると嬉しいです。
HP工事が完了すれば、BBS等も置いていこうと思いますので、
よければそちらで。
風名の実物を知っている方はOFFでも構いません。
もうちょい綺麗な文章を書きたいと思ったんですけど、
どうしても、主人公が理屈っぽくなってしまいます。
人形は作り主に似ると言いますし・・・(言わない。)
問題は、私が理屈っぽいのかというところにありますが。
未熟な文章ですが、これからも少しずつupして行こうかなと思っています。
そちらの方も読んで頂けると嬉しいです。
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