僕が紡ぎたい夢を
誰かが紡いだ夢を見た
僕ではない誰かは何処かで
僕の夢を紡いでるんだ
そんなことを思いながら、何処かで聞いた唄を聴く
蒼い空に映った青は
所詮 蒼の中の青
漆黒の空に映った愛は
けれど輝く星となった
空へと手を伸ばしても 届くのはせいぜい木の枝くらい
秒刻みで回る世界
病気のようなこの世界で
僕等の役割なんてあるのだろうか
時計の秒針は60億もいらない
病身を休める時間も、この世界の神はお与えにならないのだろうか
瞼の裏に映る景色は
確かに僕が見た世界
僕が描いた夢の物語は
此処ではない何処かで続いてる
けれど僕だって、僕の書いた物語の成り行きくらいは見守りたいんだ
一人走る物語
独り追う僕
たった『ヒトリ』の追いかけっこ
結末なんてたかがしれてる
楽しくなんかない 辛くもない だからこその幸せなんだ
何処かに咲いた 夢物語 ・・・ 愛も唄も何もかも 今は何処かの誰かのところ
それを掴むためのこの遊びには 終わりなんてないから・・・・